【発注者はココを見る】クラウドソーシングで稼ぐコツはこれ!

女性がマグカップ片手にPCを見ている 自宅で副業
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クラウドソーシングと言うと、どんなイメージがありますか?

どうしても、DeNAの「WELQ」問題はさけては通れない問題です。

この問題については、後半でね。

1. 【クラウドソーシング】どんな仕事があるの?

まずは、クラウドソーシングの説明から。

クラウドソーシング(英語: en:crowdsourcing)は、群衆(crowd)と業務委託(sourcing)を組み合わせた造語です。

アウトソーシングという形で企業などが、外部に専門性の高い業務を外注するという雇用形態は以前からありました。

しかし、昨今では、インターネットの普及により社外の「不特定多数」の人にそのような業務を外注するというケースが増えています。

それらを総称し、クラウドソーシングと呼ばれています。

個人にとっては、クライアントとなる企業(または個人)からインターネット上で仕事を受注して報酬を得るという、スキマ時間を利用してできるお仕事で、人気があります。

仕事を発注する企業(あるいは個人)は、専門分野のスキルを持つ個人を仲介してくれるので、そういった人脈がなくてもより多くの方に仕事を依頼できます。

このサービスが出来る前は、求人広告を有料で掲載して書類選考や面接を行なっていたことを考えると、コスト面で大きな恩恵があります。

それでは、主な仕事です。この中にあなたが得意なものはあるかな?

・システム開発

・スマホアプリ開発

・Web制作・デザイン

・グラフィックデザイン、イラスト、名刺、チラシ、DTP

・ネットショップ構築

・ライティング、記事作成、キャッチコピー、ブログ・メルマガのリライト、校正

・ネーミング、アイディア

・データ入力、テープおこし

・レビュー・投稿・アンケート

・調査、分析

・代行

・動画

・写真

・画像、イラスト作成

・漫画

・アニメーション

・ドラマ

・音楽、音響、BGM

・ナレーション

・翻訳、通訳

・企画

・PR

・セールス

・資料作成

・コンサルティング

・財務会計

・マネー、ライフプラン

・建築、不動産

・テレアポ

・ゲームデザイン

などなど

ライティング専門のサイトや、デザイン専門のサイトもあります。

2. いくらくらい稼げるの?

電卓

クラウドソーシングサービス大手のクラウドワークス社が2017年2月に公開した「2017年9月期 第1四半期決算説明資料」によると、2016年12月末時点のユーザー数(クラウドワーカー)は115.9万人。昨年同月末(79.5万人)から46%増加しました。

2016年2月に公開した「2016年9月期 第1四半期決算説明資料」では、10月から12月末までの期間に、平均月収20万円以上を達成したユーザーは111人だけ(全ユーザーの約0.014%)というグラフを公表し、話題になりましたね。

そのため今回は以下のような、一部抜粋という報告で全体像は不明(´・ω・`)

クラウドワーカー報酬事例

年収1000万円を超えているデザイナーが存在することを、強調する報告書になっています。

すっかり稼げないという印象がついてしまったクラウドソーシングですが、Web制作、ITエンジニア、デザイナーの一部の人は稼げている印象があります。

次に実際の募集内容を見てみましょう。

「WELQ」で問題になったまとめ記事の依頼は、相変わらず多くあります。

【1記事100円/400文字以上】ダイエットサプリメント商品の記事作成】

【90円】紅茶のお供にするお菓子に関する自由記事600文字

【80円】妊娠中の悩みを教えていただけませんか?500文字

最初は1記事300円からスタートとさせて頂きます。(文字単価0.4円)

詳細を見ると

必ずオリジナルで制作してください。コピペ厳禁(ツールでチェックします)

他者とライター契約していないことを条件にしている企業までありました。

なかなか厳しいですね。。

3. 「WELQ」問題を受けてクラウドソーシングが変わるぞ!

徹夜の女性

「WELQ」問題は、クラウドソーシングの世界に大きな衝撃となりました。

発注者もソーシングサイトも大手だっただけに、大きな話題になりました。

この問題が起きた背景に、ネットの影響力の増大があります。

「物が売れない時代」と言われ出してから、もう何年も経ちますが、その状態は今も続いています。

家族そろってお茶の間で同じテレビ番組を見る。

毎朝郵便受けに入る朝刊を楽しみに玄関で待つ。

すべてインターネットが誕生する以前の話です。

家族の全員がスマホを持ち、映画や音楽、最新のニュースがいつでも好きな時に見られます。

家族がみんなでテレビを見た時代はテレビコマーシャルを流せば、売れました。

どの家庭でも新聞を取っていた時代は、新聞に折込広告を入れれば売れました。

昭和のテレビや新聞に当たるものが、現代では人気サイトです。

ピコ太郎の動画が話題になればあっという間に日本全国に広がり、何万回も動画が再生されます。

芸能人のスキャンダルを詳しく書いた記事も、1時間で何万人もの人が見ます。

そこに広告を貼っていたら、当然物は売れます。

そんな人気のサイトを持ちたいと、どの企業でも思っています。

ここで厄介なのが、人気サイトの作り方です。

1日に最低でも1記事アップすると、サイトのランクが上がって検索で上位に上がると、言われています。(その他にも検索で上位になるためには色々な対策があります)

人気サイトを作りたい企業が多いので、ライバルが1日に1記事なら、ウチは1日3記事アップしよう。だったらウチは1日5記事だ!

かくして記事アップ戦争が勃発。ライバルは1記事500文字だからウチは1,000文字だ、ではウチは4,000文字だ・・・

私は子どもの頃から文章を書くのが大好きで、小説家かコピーライターになりたかったです。

ところが、本を読む人が少なくなって、文章を書く仕事はもうダメだ!なんて言われてジュエリーデザイナーになりました。

でも世の中が変わり、ネット上で商品を説明して物を売る時代になり、コピーライター不足が生じました!

そこで、私もコピーライターになれたのですが、文章を書く技術って、即席で付くわけではないのです。

本を読まない、新聞も読まなかった人が突然1,000文字書けと言われて、書けるものではありません。作文の授業が嫌いだった小学生が、大人になったら好きになるわけがないのです。

そこでリライトするマニュアルまで作り、他のサイトからコピーしてきた文章を、バレないようにリライトして大量の記事をアップしていたのです。

もともと、文章を書くスキルがない人は文章をまとめるスキルもありません。

文脈を考えず適当に切り貼りしてできた文章は、まったく反対のことを意味する文章になってしまったり・・・

それにまた気が付かず、流れ作業で掲載してしまう発注者。

さすがに読者間で「ズサン」と話題になり、問題が発覚しました。

「WELQ」問題は大きなニュースになり、そこまでして欲しかった話題のサイトについになれたのです。。

ディー・エヌ・エー(DeNA)では、2週間掲載で5万ページビューを想定ということで広告を受注していたため、是が非でも5万ページビューを死守しなければならなかったようです。

新聞や雑誌に広告を掲載する際も、何万部発行しているのかによって、価格が決まります。

しかし、印刷しても売れ残っているかもしれないし、そもそも公表されている冊数を刷っている証拠がありませんでした。

ところがインターネット解析では、何人の人が何分どのページを視聴したのかまで、解ってしまいます。

ごまかしようがなく、5万ページビューを維持するのになりふり構っていられなかったのでしょう。

この問題の後、クラウドソーシング側ではガイドラインを見直したり、受注者が仕事に「相場より安い」など評価できる機能を設けたり、改善を行いました。

2017年、クラウドソーシング環境は変化することに、期待します!

4. 実際にランサーズとココナラを使ってみて

私は発注者として、ランサーズとココナラを利用したことがあります。

ランサーズでロゴの作成を依頼したところ、20人以上のデザイナーさんから提案がありました。

コンペ方式という、デザイナーが作成して提案してくれた中から選ぶタイプの依頼方法です。

どれもステキなデザインで、決めるのに困ったくらいでした。

また、選ばれるのはおひとりで、報酬を得るのは選ばれた方を含めて3人の方だけです。

他の方はせっかくご提案いただいたのに何も無しです。申し訳なくてあまり良い気分ではないと思いました。

ランサーズは質が高いと思い、今度はホームページ制作を依頼しました。

多くの方が見積もりを出してくださいました。

ランサーズが認定している方だと間違いがないだろうと頼んだのですが、私が希望する仕上がりではありませんでした。

WordPressのサイトは何個も作っているとのことでしたが、WordPressの特徴が解っていないようでした。

それで、ココナラの方に相談をして、そのサイトを改良してもらいました。

ランサーズの人が特殊なやり方をしていて苦労されたようですが、きちんと解決してくれました。

発注者としては、やはり進捗状況が気になるので、報告はまめにして欲しいと思いました。

他には、依頼したことは、ひとつひとつチェックして、これは終了、これはまだと管理表を作ってくれたら、信頼が増し、リピートが来るのかなと思いました。

顔も知らない、会ったことがない人と一緒に仕事をするということは、そういう作品以外のところが大きいのでは? と思いました。

まとめ

もし、クラウドソーシングで真剣に収入を得たいと思うなら、技術を磨くよりも、自己アピール力を付けることです。

・なぜその仕事をしようと思ったのかを、自分の実績も入れ、数字を使ってアピール

・他にもその仕事に手をあげている人がいるけれど、自分を選んだ方が良い理由

・どれくらいのスピードで、どれくらいの価格でできるのか

・発注者との連絡はどうするのか

・仕事に対する姿勢、モットー、座右の銘

・もし気に入らない場合はどう対処するのか

これらを分かり易くまとめることです。

なぜなら、コンペ方式以外は、発注者はこの文章だけで、どの人に依頼するかを決めるのです。

(過去に作成したものの提示を求められ場合もあります)

実際頼んでやってみないと実力はわかりません。

結婚情報サービスもプロフィールが大事ですが、クラウドソーシングにおいてもプロフィールは超重要なのです。

プロフィールが良いと、高単価のプロジェクトが決まりやすくなります。

実績も付くので指名で仕事を依頼され、収入が安定してきますよ。

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