今回のテーマは「採用成功への鍵:会社の雰囲気の伝え方」です。
会社の雰囲気の伝え方
アンケート結果
株式会社プレシャスパートナーズさんが、2024年卒の大学生を対象に「就職活動に関する調査」を実施し、477名から回答を得た結果をプレスリリースで発表しました。
そこで、今回はこの内容をお伝えしていこうと思います。
就職活動時に知りたい情報を尋ねたところ、1番多かったのが、「会社の雰囲気」(70.6%)次いで「経営者の考え方や人柄」(65.8%)、「給与などの待遇・福利厚生」(58.3%)、「働く社員の声」(47.6%)となりました。
ちなみに、このアンケートは、新卒が対象なので、内定先の決め手も調査をしています。
「社風や雰囲気」(28.5%)が最多ですね。
次いで「成長できる環境である」(15.7%)、「やりたいことがやれる」「事業内容・業務内容」(14.3%)となりました。
では、ここからは、このデータから中小企業は何を読み取り、どう活かしていくか、という本題に入っていきたいと思います。
この内容から読み取れること
- 「会社の雰囲気」が、知りたい情報の最多(70.6%)
- 「経営者の考え方や人柄」が、知りたい情報の2番目(65.8%)
- 内定先の決め手は、「社風や雰囲気」が最多(28.5%)
まとめると、「経営者自ら、会社の雰囲気や社風について語るのが良い」ということですね。
それでは、ここからは、
経営者の役割と影響力
について見ていきたいと思います。
小さな会社ほど、経営者の考えや態度が社風に影響を与えます。
採用担当者にまかせてしまって、積極的に採用活動に関わらない経営者がいますが、
アンケートを見ると、採用の成功は、経営者が握っているようですね。
経営者の役割
1.ビジョンと目標の設定
経営者は、企業のビジョンや目標を明確に設定し、それを社内外に向けて発信します。
経営者自身の考え方や企業の方向性を示すことで、社員や求職者に対して、企業が目指す方向や文化を具体的に伝えることができます。
2.価値観と行動のモデルとなる
経営者自身が、企業の価値観を体現し、行動することが重要です。
社員や求職者は、経営者の言動を見て、企業の価値観を理解し、自身の行動に反映させることができます。
3.コミュニケーションの重要性を認識する
経営者は、社風を伝えるために、社内外とのコミュニケーションを積極的に取る必要があります。
経営者が、率先して情報共有や対話を行い、社員とのコミュニケーションを通じて文化を形成し、浸透させることが重要です。
4.企業文化を維持し発展させるための取り組み
経営者は、適切な制度や業務プロセスの設計、トレーニングや教育の提供、社員のパフォーマンス評価などを通じて、企業文化を育み続ける役割を果たします。
まとめ
本日は、株式会社プレシャスパートナーズさんが、24年卒の大学生を対象に「就職活動に関する調査」を実施し、477名から回答を得た結果をお伝えしました。
採用成功の鍵は「会社の雰囲気の伝え方」。
そして、それを経営者が伝えることが重要、ということでした。
次回は、その「会社の雰囲気」を、具体的にどのように発信すれば良いのかをお伝えしますので、お楽しみに。