中小企業採用大全:大手にはマネができない「柔軟性」をアピールしよう
「中小企業採用大全」シリーズ
中小企業ならではの戦略をお伝えします。
第5回目は「大手にはマネができない中小企業ならではのアピールポイント」です。
大手にマネができない「柔軟性」をアピールしましょう。
条件面で競っても中小企業は勝てない
求人で応募がないと、「給与を上げなければ・・・」と考えがちですが、端的に考えない方が良いでしょう。
給与は、体力がある会社なら、すぐにマネができます。
同業他社が求人広告を見て、「この職種の相場は、30万円か、ようし、我が社は31万円にしよう」という感じで、すぐに追い抜かれてしまいます。
条件が良いから入社した人は、長続きしない
給与に魅力を感じて転職してきた人は、もっと良い条件の会社を見つけると、すぐにもっと良い条件の会社に移ってしまいます。
転職の判断基準が給与額なのですから、もっと良い条件の所が見つかれば、そちらへ行ってしまうのは当然です。
そういう人は、常に転職情報をリサーチしています。
元々、1カ所に長くいるつもりはないので、仕事はいい加減です。
後からトラブルになったとしても、すでに退職しているので、責任を取らなくても良いからです。
中小企業のアピールポイントは「柔軟性」
どの中小企業でも、ウリにできるのが「柔軟性」です。
例えば、社員のお子さんが世界大会の出場が決まって、アメリカに一緒に行くので、会社を1週間休みたい、と言ってきたとします。
ほとんどの中小企業は、規則がとか、前例がとか、面倒なことは言わず、送り出してあげると思います。
理由が、納得できるものなら、ケースバイケースで、対応してくれますよね。
中小企業の求人募集において「柔軟性」をアピールポイントにする理由
求職者が求める条件は、多様化してきています。
給与や福利厚生だけでなく、働き方や環境にも注目が集まっています。
コロナ以降、フレックスタイム制やリモートワークなど、柔軟な働き方を1度経験してしまうと、なかなかそれ以前の働き方に完全に戻すのは難しいです。
会社に来る意義も、メリットもわかってはいるけれど、週に2日は、リモートワークをしたいなど、柔軟な働き方を求めている人が増えています。
そのため、企業が柔軟性を提供することは、求職者にとって大きな魅力となっています。
働き方に柔軟性を持たせると、優秀な人材の宝庫になる
働き方に柔軟性を持つ企業は、多様な価値観を持つ優秀な人材を引き寄せることができます。
- 家庭との両立を考える人
- 趣味を優先させたい人
- 副業をしたい人
- 介護をしている人
- 資格試験やスポーツのプロテストなどに挑戦中の人
- 海外や離島など会社に通うのが困難な人
- 人生経験豊富な高齢者
私が以前働いていたコールセンターは、シフトが自由で、希望通りに働けました。
私も、子どもが夏休みの時に休めるので、働いていましたが、同じようにシフトの自由さにひかれて、
俳優、声優、脚本家、ピアニスト、声楽家、作曲家、弁護士の資格を取るため勉強中の人、会社が傾いて現金が欲しい社長、大学生、などが働いていました。
様々な考えを持った個性豊かな人たちで、大変活気があり業績も良かったですね。
まとめ
今回は、中小企業採用大全:
大手にはマネができない中小企業ならではのアピールポイント「柔軟性」をお伝えしました。
柔軟な働き方を提供することで、優秀な人材を引き寄せることができます。
中小企業ならではのアドバンテージを最大限に活かし、求人募集の際には、「柔軟性」を積極的にアピールすることを検討してみてはいかがでしょうか。
採用戦略のコンサル、採用サイトの制作は、ご連絡ください。
ご一緒に、優秀な人材獲得のために頑張りましょう。