今回のテーマは、中途採用求職者が必ず見る採用サイトコンテンツ【キャリア開発と成長の機会編】です。
ご自分の会社の採用サイトに足りないところがないか、チェックしてみてください。
中途採用求職者が必ず見る採用サイトコンテンツ
第3回:「キャリア開発と成長の機会」
中途採用だからこそ気になるキャリア開発と成長の機会。
中小企業には資金面で、大手企業のようになかなかできない分野ですが、工夫次第で魅力的に感じていただける制度を作ることができます。
いつものように、先にまとめです。
中途採用者は、自身のキャリア開発や成長の機会を求めています。
採用サイトで、キャリアパスや研修制度、成果に応じた報酬など、成長につながる要素を示しましょう。
では、まず中途採用者が魅力的に思う研修制度は、どのようなものがあるでしょうか?
- 実践的なトレーニング
- 外部研修やセミナー
- メンター制度
- オンライン学習
1.実践的なトレーニング
即戦力を期待されて入社する中途採用者には、実際の業務に取り組みながら、能力を高めていただきましょう。
実践的な経験の中で、新しいスキルや知識を習得することができる環境は、自分の能力を向上させることができるという点で、魅力を感じると思います。
2.外部研修やセミナー
中途採用者が業界未経験の場合は、外部の専門機関において、大きな視点で全体を学ぶ機会を求めています。
入社後に、専門的な知識やスキルを磨く機会の提供を約束されていると、他業種からでも挑戦してみたいと、意欲がわくことでしょう。
3.メンター制度
大企業を中心に、新卒を対象としたメンター制度が定着してきています。
メンター制度とは?
豊富な知識と職業経験を有した社内の先輩(メンター)が、後輩(メンティ)に対して、業務上のみならずキャリア形成なども含めた幅広い支援活動を行う制度のことです。
中途採用者にも、キャリアの方向性を確認できる、貴重な機会となります。
厚生労働省メンター制度導入・ ロールモデル普及 マニュアル
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11900000-Koyoukintoujidoukateikyoku/0000106269.pdf
4.eラーニング・オンライン学習
eラーニング(動画視聴)は、自分のペースで学ぶことができるため、柔軟な学習環境が、魅力的です。
オンライン学習は、研修会場に赴くことなく、全国どこからでも参加することが可能で、勤務地による教育機会の格差がなくなります。
さて、成果に応じた報酬は、成長のモチベーションとして大切ですが・・・
中小企業では難しい場合もありますよね
そこで
報酬に関して、金額ではない部分で、魅力的に感じてもらうための表現方法
- 企業の成長や将来性について伝える
- 給与の柔軟性と透明性を強調
- 福利厚生や追加的な手当を強調
- 働く環境や社風の魅力を強調
1.企業の成長や将来性について伝える
成長性や将来性を強調することで、応募者に報酬面だけでなく、将来的なキャリアの成長や報酬の可能性を感じさせることができます。
具体的な事業展開や成長計画、市場のポテンシャルなどを伝えることで、応募者に魅力を与えることができます。
2.給与の柔軟性と透明性を強調
大企業と比較して、報酬面で柔軟性があることをアピールします。
具体的な給与形態や評価基準、昇給や昇進のルールなどを明確に伝えることで、応募者に対して透明性を提供し、報酬の公正性を強調します。
成果に応じた報酬制度やインセンティブプログラムの導入。
具体的な成果目標やボーナス制度の仕組みを伝えることで、報酬面での成長の可能性を感じさせます。
3.福利厚生や追加的な手当を強調
給与以外の、福利厚生や追加手当を重視していることをアピールしましょう。
例えば、柔軟な勤務時間やリモートワーク、民間保険や福利厚生制度、教育・研修の補助など、報酬以外のメリットを強調することで、応募者に魅力を伝えます。
4.働く環境や社風の魅力を強調
中小企業は、アットホームな雰囲気や風通しの良さ、意欲的なチームメンバーとの働きやすい環境などをアピールしましょう。
働く環境や社風の魅力を伝えることで、報酬だけでなく、働く意欲や満足感を引き出すことができます。
まとめ
中途採用者は、自身のキャリア開発や成長の機会を求めています。
採用サイトでキャリアパスや研修制度、成果に応じた報酬など、成長につながる要素を示しましょう。
中小企業でも、行き届いた研修制度、企業の成長や将来性、社風の魅力などを伝えることで、求職者に成長の機会があることをアピールできます!