今回のテーマは、中途採用求職者が必ず見る採用サイトコンテンツ【チームと社内文化】です。
ご自分の会社の採用サイトに足りないところがないか、チェックしながらご覧ください。
中途採用求職者が必ず見る採用サイトコンテンツ
第4回:「チームと社内文化」
中途採用者は、前の職場を退職した原因が、人間関係という方も多いので、会社の雰囲気には敏感です。
しかし、会社の雰囲気や、文化、チームワークなどは、なかなか伝わりにくい分野です。
ここを、うまく表現できると、他社と大きく差別化することができ、応募者がぐーんと増えるので、しっかり読んでくださいね。
では、先にまとめです。
中途採用者は、チームや社内文化に適応できるかどうかを考慮します。
採用サイトで、チームの雰囲気や風土、社内イベントなどを紹介し、魅力を伝えましょう。
社内の雰囲気が伝わる表現方法
- 動画・写真の活用
- 社内イベント
- ミッション・バリュー
- 社内コミュニケーションツール
- 社内での成果や成長の共有
- 社内の働きやすさや柔軟性を伝える
1.動画・写真の活用
社内の雰囲気やチーム文化を伝えるためには、実際の社員の声やエピソードを積極的に共有しましょう。
社員インタビューや成功事例、イベントの動画や写真などを活用して、社内の活気や協力関係、楽しさを伝えます。
オフィス環境も、写真や動画で紹介することで、応募者に実際に働く場所をイメージしてもらえます。
明るく活気のあるオフィス空間やコラボレーションを促進する共有スペースなど、社内の雰囲気を魅力的に伝えることができます。
さて、中小企業では、オフィスが古くて動画や写真で紹介すると、かえってマイナスにならないかというご質問をいただくことがあります。
その場合の対策をこの記事の最後でお伝えしますので、最後までご覧ください。
では、
2.社内イベント
社内イベントや取り組みを紹介することで、社内の連帯感や活発なコミュニケーションをアピールできます。
例えば、定期的なランチミーティング、社内トレーニングプログラム、社会貢献活動など、社内文化の一環となる活動を紹介しましょう。
社内イベントも、動画や写真を使って伝えましょう。
イベントについては、2つ前の記事、採用サイト効果的なコンテンツ:福利厚生・労働環境編の中で例をあげて解説しています。
まだご覧になっていない方は、合わせてご覧ください。
3.ミッション・バリュー
中小企業の社内文化を伝える上で、ミッションとバリューの明示は重要です。
ミッション:
経営理念や企業理念におけるミッションは「企業が果たすべき使命」のことです。
企業が何を目的に事業を遂行しているのか、何のために社会に存在しているのかを表すものです。
バリュー:
「企業や組織で共有すべき価値観や方針」という定義が一般的です。
どのような価値観で働くべきかを具体的にまとめた行動指針や行動規範などを「バリュー」と呼ぶのが一般的です。
ミッションやバリューを伝えることで、社内の結束力や情熱をアピールします。
似たような言葉にビジョンがあります。
ビジョン:
経営理念や企業理念においては「企業として将来にどのような夢を描いているか」「この先どのような企業になることが理想か」を表します。
ビジョンについては、第1回採用サイト効果的なコンテンツ:ビジョン・会社概要編で詳しく解説しています。
4.社内コミュニケーションツール
社内のコミュニケーションツールを活用して、チーム間や部門間のコミュニケーションを見せることができます。
チャットツールやプロジェクト管理ツールなどのスクリーンショットや使用例を共有し、円滑なコラボレーションや情報共有が行われていることを伝えましょう。
社内のコミュニケーションツールは、SNSのように絵文字のリアクションで、ライトなコミュニケーションが可能です。
また、多くのツールはスマートフォンでもアプリで利用できるため、移動中でもアクセスでき、円滑なコミュニケーションが図れます。
5.社内での成果や成長の共有
社内での成果や成長を可視化して伝えることも重要です。
例えば、プロジェクトの成功事例や新製品のローンチ、社員の昇進やスキルアップの実績などを共有することで、中小企業での成果や成長の機会があることをアピールします。
成功事例を発表するイベントを、社内コミュニケーションツールで企画を募って盛り上げたり、中小企業ならではの、意見交換やアイデアの共有が、活発に行われる雰囲気を伝えることが重要です。
6.社内の働きやすさや柔軟性を伝える
中小企業ならではの、働きやすい環境や柔軟な働き方をアピールしましょう。
例えば、フレックスタイム制度、リモートワーク、ワークライフバランスの取り組みなどを伝え、社内の働きやすさや柔軟性をアピールします。
これらの方法を組み合わせることで、中小企業の社内雰囲気やチーム文化を求職者に伝えることができます。
採用サイトや採用ブログ、SNSなどの採用チャネルを活用し、具体的な事例やストーリーを通じて、中小企業の魅力を伝えることが重要です。
さて、中小企業では、オフィスが古くて動画や写真で紹介すると、かえってマイナスにならないかというご質問への対策です。
共有スペースを活用して社員のコミュニケーションを促進するためのいくつかの工夫が考えられます。
この共有スペースを、動画や写真で紹介するようにしましょう。
いくつかのアイデアをご紹介しますね。
社員のコミュニケーションを促進する共有スペースの活用方法
- オープンな配置
- ブレイクアウトエリア
- コミュニティ掲示板
1.オープンな配置
共有スペースの配置をオープンな形にすることで、社員同士が気軽に交流しやすくなります。
デスクや作業スペースを仕切らず、オープンな配置を採用することで、コミュニケーションの距離を縮めることができます。
2.ブレイクアウトエリア
共有スペース内にブレイクアウトエリアを設けると、社員がリラックスした雰囲気でコミュニケーションを取ることができます。
・コーヒーコーナー:
コーヒーマシンやお茶のセットなどを配置。社員が自由に集まり、快適なソファやテーブルで、リラックスしながらコーヒーやお茶を楽しむことができます。
・ランチエリア:
社員に、ランチを一緒に食べることを促します。社員同士がお互いの時間を共有し、コミュニケーションを深める機会となります。
3.コミュニティ掲示板
共有スペースにコミュニティ掲示板を設置することで、社員同士の情報共有やコミュニケーションを促進することができます。
掲示板には社内のニュースやイベント情報、メンバーの紹介や成果の共有などを掲示し、社員同士が共通の話題や関心事を持ちやすくします。
また、ブレインストーミング用のボードを設置しても良いでしょう。
ボードには、問いやテーマを提示し、社員がポストイットやマーカーを使って、アイデアを書き込めるようにします。
いずれも、共有スペースは、社員同士のコミュニケーションを促進する場となっていて、自然な形で社員同士が接触し、交流できる環境だということが、求職者に伝わることが重要です。
まとめ
中途採用求職者が必ず見る採用サイトコンテンツの中でも「チームと社内文化」は重要です。
中途採用者は、チームや社内文化に適応できるかどうかを考慮します。
採用サイトで、チームの雰囲気や風土、社内イベントなどを紹介し、魅力を伝えましょう。
中小企業ならではの、風通しの良さや、人間関係は、動画を通して伝えることができます。
動画は、いつもの社内の雰囲気が伝わるように、編集し過ぎないように注意しましょう。