「ビジョン・ミッション・バリュー」が問題社員対策になる?!
今回のテーマは、ビジョン・ミッション・バリューです。
実は、ビジョン・ミッション・バリューが、問題社員対策になると言ったら信じられますか?
どういうことか、くわしくお伝えするのが、今回の記事です。
問題社員
どのような社員を問題社員と定義付けるかは、会社の考え方によって変わると思います。
例えば、遅刻を繰り返す社員を問題と考えるか、迷惑を被る(こうむる)人がいないなら良しとするか、会社の風土によると思います。
また、ミスが多く、何度注意しても直らない社員を、問題社員と考える会社もあります。
まあ、この能力が劣っている場合は、ミスを報告しない、反省しているように見えないなど、ミスした後の態度で、感じ方が変わると思います。
組織にとっての問題社員
私が思う、組織づくりにおいての問題社員とは「ネガティブな言動を取る社員」です。
常に否定的でモチベーションが低い社員は、周囲のチームメンバーやプロジェクトに悪影響を及ぼすことがあります。
不満や不平を聞かされたポジティブな人は、それまで気にならなかった事が気になり、士気や生産性が低下する場合があります。
得てしてそういうネガティブな社員は、チームワークが求められる場面でも非協力的です。
問題社員はやめさせられる?
問題社員の程度によっては、やめさせることを検討しなければならない場合もあります。
優秀な社員が、問題社員が原因で、心の病になったり、退職してしまうなど、周りの社員への影響が大きい場合です。
しかし、不当解雇の裁判のニュースを見かけることがあると思いますが、労使問題は泥沼化しやすいです。
できれば、最初から、そのようなネガティブ傾向の人を、入社させないようにしたいですよね。
そこで、活用するのが、「ビジョン・ミッション・バリュー」です。
「ビジョン・ミッション・バリュー」が問題社員を遠ざける
ビジョンは企業が将来的に達成したい状態で、ミッションとは企業が社会において、成し遂げたいと考える役割や企業活動です。
優れた会社のビジョンやミッションには、公共性の要素が入っているものが多いです。
例えば、白髪染めを安く提供している、架空の美容院で考えてみましょう。
仮に、このお店の
ビジョンは「この街のシニアの方が、気軽におしゃれをできるように」
ミッションは「おしゃれを通して、シニアの方に生きる活力を」
だとします。
バリューは、ビジョンやミッションを達成するための具体的な行動指針です。
この美容院のバリューは、
「ご自分で再現できるように、ホームケアのアドバイスをする」
だとします。
さて、ネガティブ傾向の、文句が多い人は、このような「ビジョン・ミッション・バリュー」を打ち出している職場に就職しようと思うでしょうか?
お店の前に、
「当美容院は、◯◯町のシニアの方に、おしゃれをして活き活きと過ごしていただきたいと思っています。おしゃれになるためのことでしたら、何でも聞いてください。
ホームケアのアドバイスもしています」
というポスターを貼っていたら、どうでしょうか。
面倒くさっと思って、応募しないでしょうね。
「ビジョン・ミッション・バリュー」は、今いる問題社員の円満退社にも役立つ
もうすでに、問題社員がいる場合も、「ビジョン・ミッション・バリュー」は役に立ちます。
この美容院のように、公共性が高く、貢献の気持ちを熱く語る「ビジョン・ミッション・バリュー」を考えましょう。
特に、バリューは、会社の規模や果たすべき立場で変わってくるので、会社の成長に合わせて変化するものです。
ポジティブな社員が楽しそうに、社風改善に取り組んでいると、ネガティブ社員は疎外感を感じ退職してくれると思います。
例え、愚痴や不満を撒き散らされても、ポジティブな社員は、「ビジョン・ミッション・バリュー」に共感しているので、ネガティブ社員に惑わされにくくなります。
まとめ
今回は、「ビジョン・ミッション・バリュー」が問題社員対策になるという内容をお伝えしました。
「ビジョン・ミッション・バリュー」の重要さに気づいていない会社が多いような気がします。
問題社員で困っている会社は、ぜひ「ビジョン・ミッション・バリュー」を導入してみてください。
ご一緒に、優秀な人材獲得のために頑張りましょう。